一条工務店のi-smartを田んぼに建てる

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一条工務店のi-smart。家作りの記録を紹介。(引き渡し:2019年8月予定)

田んぼに家を建てるメリット・デメリット3選

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こんにちは、にょろです。

 

田んぼに家を建てるメリット、デメリットって何があるのでしょうか?今回は3つずつ紹介します。

田んぼに家を建てるメリット

土地が広い

恐らく、田んぼに家を建てる最大のメリットではないでしょうか?

 

耕地整理されている田んぼであれば、1反(300坪)=約18.2m×54.6mの広さで区切られていることが多いです。最大でも150坪までしか宅地にすることができませんが、余程の豪邸でなければ十分すぎる広さです。

 

それでは、土地が広いとどのようなメリットがあるのでしょうか?

間取りを作る際の地形の制約が少ない

住宅街の土地は50~60坪が多いのではないでしょうか。また、地形が歪な形をしている場合もあり、いざ間取り作ろうとすると土地による多くの制約がありせっかくの注文住宅なのに全然希望通りの間取りが作れないという経験をされた方もいると思います。

 

田んぼを宅地にする場合、十分な広さを奇麗な四角形の地形で確保することができるので地形による間取りの制約はほぼないと考えていいでしょう。

駐車がしやすく、乗り降りも楽

小さい土地では駐車するスペースの確保も大変ですよね。将来子供が乗ることや来客を考えると4台ぐらい駐車できたらなと思うかもしれませんが、住宅街でよく見る駐車台数は2台が多いような気がします。その駐車場もドアを開けるスペースがほとんどないぐらいぴったりと横に並んで止まっている車も多くあります。

 

一般的には1台につき縦:5m、横:2.5m以上あれば駐車、乗降もスムーズにできると言われています。仮に4台止めようと思うと60㎡=約18坪とかなりのスペースを取ってしまいます。住宅街の50~60坪だと考えると1/3も必要となり駐車場だけにこんなにとることはなかなかできないですよね。

 

我が家は100坪造成しましたが、5~6台は余裕で駐車できるスペースを確保できそうです。

日当たり、風通しがいい

 住宅街の宅地だと隣地の家はすぐそばにあり、朝、昼、夕方のいずれかの時間帯で影が差す時間態があるのではないでしょうか。

 

特に太陽光パネルを載せるのであれば、出来るだけ日照時間は増やしたいですよね。

 

土地が広ければ、仮に隣地に家が建ったとしても影ができる時間帯、範囲は最小限に留めることができます。

土地代がかからない(安い)

住宅街の土地だと1000万円越えてくるところが殆どですよね。

 

田んぼに家を建てようと思う方は親から田んぼを譲り受けることが多いかと思いますので土地代がかかりません。本当に有難いことで親には感謝しかありません。

 

条件が厳しく申請が難しいそうですが、田んぼを購入し、造成して家を建てることも可能です。

 

私と同じ市内での相場は1反あたり150万円でした。気にいった土地の田んぼがあればかなり安く購入できるかもしれません。

田んぼの土地代以外にかかる費用

土地の費用は抑えられますが、田んぼのままでは当然家を建てることはできません。では他にどのような費用が発生するのでしょうか?我が家の場合を例にかかった費用を紹介します。

  • 農地転用:86万円
  • 造成費用:521万円
  • 水道引込:144万円
  • 柱状改良:125万円
  • 合計費用:876万円

結構かかりますよね。地盤の強度や依頼する業者によって価格がかなり変わると思いますので相見積もりをとることをおすすめします。

 

土地代だけでなく、トータルでかかる費用で検討しベストな選択をしましょう。

土地探しがいらない(楽)

土地探しって大変ですよね。価格、広さ、地盤、自治会、日当たり、自分の希望の7割を満たせば購入すべきと営業さんからはよく言われるそうで、ハウスメーカが決まっても土地がなかなか決まらず、全然家造りを進めることができないなんて言うのはよくある話です。

 

田んぼを所有おり、そこに建てると決めたのであれば当然土地探しは不要なので土地探しの苦労をせずに済みます。

 

土地を所有していない場合でも、宅地と比べて田んぼは売れるのが遅いので、じっくり考えてから購入することができます。あるいは希望の宅地が見つかるまで、希望の田んぼの土地を保留で考えておくというのもありかもしれません。

田んぼに家を建てるデメリット

地盤が心配

元が田んぼだと「地盤が沈下しやすい」、「液状化する」といった心配の声があると思います。しかし、どこのハウスメーカでも地盤調査をし、必要であれば(ほぼ必須だとおもいますが・・・)地盤改良します。例え元が田んぼだとしても多少費用はかかりますが地盤改良をしっかりとすれば沈下の危険性がなくなる程度の地盤は問題なく構築することができます。

 

殆どのハウスメーカは地盤の10年保証をしてくれます。ただし、地盤の保証先と家の保証先が違う場合は注意が必要です。責任の所在があやふやになりやすく、原因の対処に時間がかかることがあります。

時間がかかる

農地である田んぼを宅地として使用するにはいくつかの工程が必要です。農地転用の申請期間や造成工事の期間が少なくとも宅地と比べると余分な時間がかかってきます。

 

周りも田んぼだと田植えの期間は造成工事なんてできたものではありません。田植えから稲刈りの期間は4月~9月くらいなので造成工事のタイミングによっては半年近く足止めをくらう場合があります。

 

我が家の場合、ハウスメーカを決定してから引き渡しまで1年半かかりました。すぐにでも新居に住みたいという方にはあまりオススメできないですね。

周りが不便

田んぼがあるような土地の場合、交通機関やスーパーなどの店舗が近くにないことが多いです。私の場合、比較的駅は近いのですが、スーパーが結構遠く、とてもじゃないですが、車がないと生活できません。

 

将来車に乗れないような状態になったと正直不安ではありますが、車の完全自動運転や宅配サービスなどに期待しています。

 

まだお子さんが小さい方は街灯の位置も確認することをお勧めします。冬場は小学校や習い事などの帰宅途中にも暗くなってきます。しかし田んぼの多い地域の場合、周りに街灯が少なく大事なお子さんが危険に晒される可能性があります。結構見落としがちな項目ですので心配な方は通学路にある街灯を一度確認したほうがいいでしょう。

まとめ

今回はとりあえず3つずつ紹介しましたが、ほかにもあるかと思います。田んぼに家を建てること検討している方はメリット、デメリットをしっかり理解したうえで建てましょう。