一条工務店のi-smartを田んぼに建てる

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一条工務店のi-smart。家作りの記録を紹介。(引き渡し:2019年8月予定)

造成工事ってなにするの?

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こんにちは、にょろです。

 

我が家は田んぼを造成し、そこに家を建てる予定です。

 

今回は造成工事がどういったことをするのかを我が家の造成工事を例に紹介したいと思います。

造成工事って何するの?

表層改良

田んぼや畑は地盤が軟弱であることが多いです。地盤が軟弱なまま家を建ててしまうと、長い年月を経て軟弱な地盤に歪みが生じてしまい家が歪んだり、最悪倒壊の恐れもあります。

 

表層改良とは軟弱な地盤を取り除き、セメント系の固化材と良い地盤を混ぜ合わせ一繋ぎの地盤とする方法で、軟弱な地盤が比較的浅い箇所(1~2m)にある場合に施工されます。

 

我が家の場合は強固な地盤が8mも下にあるため、柱状改良を予定していますが、表層改良もしています。

 

普通は表層改良と柱状改良を同時に施工することはありません。じゃあ、なんでやってるの?という話ですが、家自体の地盤改良は柱状改良で擁壁の地盤改良に表層改良をしています。地盤が軟弱な場合、家の地盤改良はもちろん、擁壁の地盤改良も必要になってくる場合があるということです。当然ですが費用も余計にかかりますので資産計画は十分な余裕をとることをお勧めします。

擁壁の設置

擁壁にも種類があり、宅地で使用される一般的なものはL型擁壁です。L型擁壁は名前の通りLの形をした1枚のコンクリート擁壁です。これで敷地の周りを囲い土留めします。

 

L型擁壁は非常に頑丈で、コンクリートの耐用年数は約50年と言われています。ただし、後述するコンクリートブロックを積んだ擁壁より値段が高くなります。我が家はあまりの価格差に敢え無くコンクリートブロックでの施工となりましたが、断然L型擁壁の方がオススメです。

 

我が家の擁壁はコンクリートブロック積み(5段)です。CB150という既製品を5段積み、空洞内に鉄筋とセメントを流し込み擁壁の代わりとする施工方法です。ブロック積みは最大1mまでと基準が決められており、我が家は950mmとギリギリです。

 

L型擁壁と比べてつなぎ目がある為、つなぎ目から崩壊する可能性が少なからずありますので注意が必要です。

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盛り土

設置した擁壁内に土を盛っていきます。その後転圧ローラなどで転圧していきます。これを何度も何度も繰り返し地盤をしっかりと締めていきます。

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乗り入れの設置

敷地への侵入経路がある土地であれば不要ですが、我が家のように田んぼと道路の間に水路等がある場合、乗り入れを設置する必要があります。

 

乗り入れの幅は必要最小限しか認められず、原則下記の目的によって幅が制限されます。

 宅地の場合は基本4mまでしかできないと思ってもらって大丈夫です。

 

我が家はちょっとした裏技を使い乗り入れの幅が6mあります。

 

どうやってしたかというと、我が家は約100坪を道路と同じ高さまで造成しているのですが、宅地としては80坪で申請しています。残りの20坪は裏にある畑への道として申請しています。

 

もう、わかりましたよね。つまり宅地への普通自動車での乗り入れで4m、畑への歩道として2m の合計6mの乗り入れの設置に成功しました。

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まとめ

今回は造成工事で何をやってるのかを大まかにですが紹介しました。

 

家にとっての地盤は非常に重要ですので、信用できる業者にしっかりとした造成工事をしてもらいましょう。

 

最後に我が家の造成工事完了後の写真を貼っておきます。

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